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死亡保険の見直し方

保険を見直すにはいくつかの手段がありますが、大きく分けると「今の保険を活かして、保障額を増額・減額する」、「今の保険の一部を残して解約・減額し、足りない保障を他の保険でプラスする」、「今の保険は解約して、新たに必要な保障の保険に入りなおす」という方法があります。
まずは今の保険が適正かどうかを調べて、保障額が少ない人、多すぎる人は見直しましょう。

死亡保険の具体的な見直し方

保障額を増やしたい

定期型の保険で増額するのが基本

死亡保障額を増やしたい場合は、新たに保険に入る方法と、今加入中の保険を増額する方法があります。
新たに入る場合は、保険料負担を抑えるために掛け捨て型の保険にすると比較的割安になります。
定期保険や収入保障保険、逓減定期保険がお勧めです。
また、現在加入中の保険の死亡保障を増額することも可能ですが、その場合にも医師の診査や告知が必要となります。

<見直し例>足りない分の保障を定期型の保険で増額

一定期間の不足分を増額することで見直しができます

保障額を減らしたい

保障の減額、特約の解約で保険料のムダを省く

死亡保障が多すぎるときは、保障額を減らし、保険料のムダを省きましょう。
複数の保険に入っている場合は、メインの保険を決めて必要のない保険は解約をしましょう。
また、セット型の保険で、保障額や特約が多い場合には、保障額の一部を減額したり、必要性が低い特約を解約して適切な保障に見直しましょう。
特約だけを全て解約し、不足した分の保障を、割安な単体の定期保険に加入するのも一つの方法です。

<見直し例>主契約はそのままで不要な特約を解約・減額

一定期間の保障を減額することや特約を解約することで見直しができます

保険料の負担を減らしたい

保険の種類を変えて加入し直す

保障額は適正だけど、保険料の負担を減らしたいという場合には、割安に入れる保険に加入し直すことをお勧めします。
同じ死亡保障でも、種類を変えると保険料が下がります。
一般的には、貯蓄性のある終身保険から掛け捨て型の定期保険や収入保障保険に変更すれば保険料はダウンします。
また、一般的な終身保険から、低解約返戻金型や変額終身保険にすれば保険料が下がることもあります。ただし、低解約返戻金型は、長期で加入するとお得ですが、保険料払込期間中に解約をすると解約返戻金が少なくなったり、変額終身保険は金利の状況や運用実績により解約返戻金が増減するので注意が必要です。

<見直し例>貯蓄性のある終身保険から掛け捨て型の定期保険へ

終身保険から定期保険にすることで、保障額は増えるが保険料は安くすることができます

保障内容を変えたい

今の保険の状態によっては、新たに加入し直した方がいいことも!

主契約が終身保険や養老保険で、予定利率の高い時期に加入した保険なら、できるだけ継続し、減額や増額などで調整した方がベターですが、保険の予定利率が低くなってから加入した場合は、今の保険を生かすことにあまりこだわる必要はないかもしれません。
もし、家計に保険料を負担する余裕があまりないようであれば、「保険は保障のみ」と割り切り、掛け捨て型のもので当面の保障が得られる収入保障保険などを選択すれば、より割安に死亡保障を確保できるでしょう。

<見直し例>複数の特約がついたセット型の保険を解約し、シンプルな収入保障へ

保険が必要な時期やその時必要な保障額は異なるため、収入保障保険で合理的な組み立てへ

監修者情報

監修者

林田 憲治

(2級ファイナンシャル・プランニング技能士/株式会社アイ・エフ・クリエイト)

『お客様へ寄り添った案内』をモットーに、
スタッフ一同、親切・丁寧に分かりやすくご説明させていただきます。

掲載している情報は記事更新時点のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。

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