必要保障額の考え方
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必要保障額とは、残された家族にとっての足りないお金を補うものであり、家族構成や貯蓄額、将来のライフプランによって個々に違います。まずは、残されたご家族にとって”足りないお金”はどのくらいなのかを考えましょう。
保険の必要保障額は「右肩下がり」で無理なくムダなく
万が一、収入の柱となっていた方が亡くなられた場合、家庭の収入は得られなくなります。お子様が18歳未満であれば国からは「遺族年金」が支給されますが、今までと同様の生活水準を保つのは難しくなってしまいます。
そこで残された家族の生活の為に不足分を保険でプラス。生活費はその年に応じて異なるので、必要な保障額は年々変わっていきます。例えば、若いうちは子供の教育費などがかかり必要な保障額は高めに、逆に子供が巣立ち夫婦だけで生活するようになれば保障額は少なく設定します。保障額は「右肩下がり」で無理なくムダのない三角形が理想的な形です。
夫婦と子供2人の4人家族の場合
例えば教育費
第1子誕生後、大学を卒業するまでに多くの教育費がかかります。しかし、必要な学費は少なくなっていきます。
こどもの学習費(幼稚園4歳から高等学校第3学年までの15年間の学習費総額)
- もしも世帯主が亡くなってしまったら?遺族年金があります。
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「遺族年金」には、遺族基礎年金、遺族厚生年金、遺族共済年金などがあります。
どの遺族年金を受け取れるかは、亡くなった方の職業によって異なります。
また、年金をもらえる範囲も年金の種類によって違いがあります。年金の額は、子供の有無やその年齢等によってもかわってきます。
必要保障額は、残された家族に”足りないお金を補うもの”
死亡保険を考える上での大切なポイントはご家族にとっての必要保障額を知り、その保障額を得るために必要な保険に加入することです。
すでに保険に加入中の方でも、必要保障額を正確に把握していなければ、十分な保障が確保されているのか、余分な保障がついているのかの判断ができません。ご家族にあった保険を選ぶためには、まず必要保障額を知ることから始めます。必要保障額は「今後の生活に必要な生活資金」から「世帯主の死後に見込める収入や貯蓄※」を差し引いた分です。
社会保障(遺族年金など)、企業保障(サラリーマンの場合、死亡退職金・弔慰金など)、資産(預貯金、有価証券、売却可能資産)、配偶者の収入など
ライフステージや家族構成によって違う世帯主の死亡保障額の目安
夫に必要な死亡保障額を決める際に覚えておきたいのが遺族年金のこと。どの遺族年金を受け取れるかは、亡くなった方の職業や子どもの有無にによっても異なります。
また、持家の場合、共働きの場合でも必要保障額は変わってきますので、3,000万円を基本に増減しましょう。
会社員の場合 3,000万円(=基本)
こんなケースは差し引いて | |
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子供がいない | -1,000万円 |
妻が正社員で働いている | -1,000万円 |
夫が万が一のときは実家に帰って暮らす | -1,000万円 |
こんなケースは追加して | |
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子供が3人以上いる | +500~1,000万円 |
住まいは賃貸住宅 | +1,000万円 |
夫は自営業 | +1,000万円 |
監修者情報
監修者
林田 憲治
(2級ファイナンシャル・プランニング技能士/株式会社アイ・エフ・クリエイト)
『お客様へ寄り添った案内』をモットーに、
スタッフ一同、親切・丁寧に分かりやすくご説明させていただきます。
掲載している情報は記事更新時点のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
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