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老後の生活費を準備する方法と必要な生活費について

更新日:

近年、平均寿命の延びなどにより、老後の生活資金にかかる負担も増えてきています。
しかしながら、少子化問題などにもより公的年金支給額の削減や支給開始年齢が60歳から65歳に引き上げられるなど、年金の平均受給額は減る傾向にあります。更に、退職金制度の廃止や減額などを行う企業も増えていますので、老後の資金不足による不安は増すばかりです。
将来の公的年金制度や退職金制度が不安な中、自助努力による老後資金の準備に関心を持つ人が増えています。

老後のための私的準備は?

老後生活のためには、公的保障や企業保障以外に自助努力による準備が重要です。では、皆さんはどのような経済的準備をしているのでしょう。
生命保険文化センターが「老後保障に対する私的準備状況」について調査したところ、何らかの手段で「準備している」と回答した人の割合は66.5%でした。その手段に多く利用されているのが「預貯金」「生命保険」「個人年金保険」などです。

老後のために私的準備をしている人は?

準備している66.5%、準備していない31.4%、わからない2.1%

(公財)生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」

老後準備の具体的な手段は?

老後のための準備の手段としては、預貯金や生命保険での準備が上位を占めます

(公財)生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」

老後の生活費はいくらくらい必要だと考えてる?

生命保険文化センターが行った調査によると、夫婦2人で老後生活を送る上で必要と考える『最低日常生活費』は、月額で平均23.2万円。
分布をみると、「20~25万円未満」と答えた方が最も多く27.5%、次いで「30~40万円未満」が18.8%、「25~30万円未満」が14.4%となっています。

老後の最低日常生活費はいくら?

老後の最低日常生活費は、平均22.3万円が必要

(公財)生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」

ゆとりある老後生活を送るにはいくら必要?

一方、『最低日常生活費』以外にゆとりある老後生活を送るための費用として必要と考える金額は、月額で平均14.8万円でした。
つまり、ゆとりある老後生活を送るには『最低日常生活費』と『ゆとりのための上乗せ額』を合計した、平均37.9万円が必要ということになります。

ちなみに『ゆとりのための上乗せ額』の使い道は「旅行やレジャー」が最も多く、次いで「日常生活費の充実」「趣味や教養」などの回答が多くなっています。

ゆとりある老後の生活費(希望額)は?

ゆとりある老後の生活費は、平均36.6万円を希望!(老後の「最低日常生活費」+「ゆとりのための上乗せ額」)

(公財)生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」

監修者情報

監修者

林田 憲治

(2級ファイナンシャル・プランニング技能士/株式会社アイ・エフ・クリエイト)

『お客様へ寄り添った案内』をモットーに、
スタッフ一同、親切・丁寧に分かりやすくご説明させていただきます。

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